御座ノ白浜
【ござのしらはま】

志摩郡志摩町御座にある浜。前志摩半島の先端御座岬から英虞(あご)湾側に向かって長さ約0.7kmの弧状の海岸線を描く。海は遠浅で透明度よく，奥志摩地方屈指の海水浴場。近年，観光地化が進み民宿が増えた。付近には，英虞湾が一望できる金比羅山(99m)や弘法大師が開祖だといわれる爪切不動があり，御座港の西には，潮仏で有名な石仏地蔵尊がある。この地は，古代「志摩国胡佐庄内神田四町四段」（神宮雑例集）とあり，前志摩地方で最も古い地であろうと思われるが，名の由来は不詳。

KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7126812