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菖蒲池
【しょうぶいけ】


旧国名:伊賀

名張川支流の予野川右岸に位置する。地名の由来は,八幡宮社に菖蒲が生育していたことによるとも,あるいは市場寺の地に菖蒲が生い茂っていたことによるとも伝わる。市場寺は古くは長福寺と称し,東方の市場村にあった。中世に五の日に門前で市が開かれてにぎわったと伝えられる。同寺には平安後期作とされる木造阿弥陀如来坐像(高さ約1.4m)と木造四天王立像(高さ1.6~1.7m)が安置されている。
菖蒲池村(近世)】 江戸期~明治22年の村名。
菖蒲池(近代)】 明治22年~現在の大字名。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7127316