八幡町?
【はちまんちょう】

(近代)明治初年～現在の町名。明治初年から同22年までは桑名を冠称。江戸期は桑名城下の武家屋敷地で，通称名として存在し，廃藩置県にともない町として起立した。城の南に位置し，北は外堀，東は柳原，南は新屋敷，西は萱町に接する。寛永年間に中級藩士の屋敷地となった。地名の由来は，古くは八幡社があったことにちなむ（桑名志）。明治８年の地積２町２反・地価744円・地租22円，同16年の戸数36・人口173（桑名郡志）。同22年桑名町，昭和12年からは桑名市に所属。同20年の戦災および同34年の伊勢湾台風で大きな被害を受けた。昭和24年真宗大谷派西恩寺がほかから移転してきた。昭和13年の世帯数68，同33年の世帯数69・人口329。

KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7128692