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和屋
【わや】


旧国名:伊勢

櫛田川下流左岸の氾濫平野に位置する。能楽伊勢三座の1つとして知られた和屋(和谷)大夫発祥の地。地内辻垣内に翁塚とよばれる小丘があって,昔,天からそこへ7個の能面が降り,6個は和屋大夫が携えて度会(わたらい)郡一色村へ移住したが,残り1個はこの地に伝えられたという。和屋大夫は,勝田・青尾(青苧)大夫らとともに伊勢三座(咒師)とよばれ,毎年和屋大夫は3日外宮,4日内宮へ神楽「翁」を奉納する習わしがあった。北畠国司の時代には米120俵・銀3貫等の扶持を受けていた。咒師相続の時は翁塚の前で舞楽するのを例とした(勢国見聞集)。また,地内藤木および破戸に舞楽の面を埋めた面塚があるといわれる(神都名勝誌)。
和屋(中世)】 南北朝期から見える地名。
和屋村(近世)】 江戸期~明治22年の村名。
和屋(近代)】 明治22年~昭和28年の大字名。
和屋町(近代)】 昭和28年~現在の松阪市の町名。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7130035