甘香池
【あまがいけ】

守山市今宿町，守山小学校グラウンド南東角にある周囲約50mの湧水池。中世までは守山町・今宿町にまたがる大池であった。別名を醴池または醴泉という。「日本書紀」持統天皇の条に，清水で病人を快癒させたとあるのが初見。本来は，野洲(やす)川旧河道の境川筋や守山川筋の後背湿地にみられた湧水池で，周囲が埋め立てられて，市街地や学校に開発され，小さな浅い池として残る。

KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7130213