100辞書・辞典一括検索

JLogos

38

岩神
【いわがみ】


旧国名:近江

安曇川(あどがわ)中流域に位置し,市場の南に接する。地名の由来は,往古延暦寺領であった頃,地内字畑福に代官飯田氏の氏神として岩神社が祀られていたためという。岩神社は寛文5年の地震・洪水により社殿が損壊流失,同年以降村の氏神鬼子淵神として祭祀されたと伝え,安曇川筋七鬼子淵の1つと崇められた。また,地内の曹洞宗高厳山興聖寺は,越前永平寺末,寛元元年朽木氏の祖佐々木信綱の開基。当時僧道元が北国下向の途上,当地の山岳が山城宇治に酷似していたところから,勧めて1寺を建立させ,興聖の寺号を与えたのが初めという。朽木氏歴代の菩提所で,本尊釈迦如来像1躰は伝教大師の作と伝え,明治42年国宝に指定。寺域の足利庭園は,旧周林院跡で細川高国の築庭という。室町幕府12代将軍義晴ゆかりの池泉曲水式庭園,昭和12年国指定名勝となる。
岩神(中世)】 室町期から見える地名。
岩神村(近世)】 江戸期~明治7年の村名。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7130658