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関所
【せきしょ】


江戸期元和~享保年間にかけて伊香(いか)郡余呉(よご)町柳ケ瀬(やながせ)に設置された関所。北国街道(国道365号)の宿場町として発達した柳ケ瀬は,敦賀(つるが)・若狭への刀根(とね)越の分岐点でもあり,この地を重視した幕府の命により関所が設けられた。彦根藩主井伊氏預りとして50石取りの武士2名と番役8人が管理にあたり,特に女改めが厳しく行われた(輿地志略)。関所設置・廃棄の正確な年代,関所の位置等については未だ明確にはなっていない。現在,柳ケ瀬郵便局前に番所の遺構がある。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7133155