多賀
【たが】

旧国名:近江
田可(和名抄)・田鹿(平遺164)とも書く。田可の地名の由来は,高地の意に基づくという(地名辞書)。地内に式内大社多賀神社が鎮座する。祭神は伊邪那岐・伊邪那美両神。江戸期には「お伊勢参らばお多賀へ参れ,お伊勢お多賀の子でござる」という俗謡も生まれた。また同社で参詣者に出すお守「お多賀杓子」は「おたまじゃくし」の語源となったものという。
【田鹿郷(古代)】 平安期に見える郷名。
【多賀村(近世)】 江戸期~明治22年の村名。
【多賀村(近代)】 明治22年~昭和16年の犬上郡の村名。
【多賀町(近代)】 昭和16~30年の犬上郡の町名。
【多賀町(近代)】 昭和30年~現在の犬上郡の自治体名。
【多賀(近代)】 明治22~現在の大字名。

![]() | KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7133392 |




