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高島本荘
【たかしまほんしょう】


旧国名:近江

(中世)鎌倉期から見える荘園名。高島郡のうち。高島荘は鎌倉後期以後,高島本荘・新荘を号するようになり(朽木文書),当荘の領家職は,文明5年時点では新荘とともに菊亭家が所持(政所賦銘引付)。正応5年9月の「尼妙語譲状」によると,高島郡高島本荘内案主名(あんずみよう)・後一条地頭職を,尼妙語が横山頼信に譲っている。その後,この所領については朽木氏一族間で相論が起きた。また建武元年4月の「世尊寺行忠奉書」によって,高島郡高島本荘内安元名(やすもとみよう)内古天神2反を,建武政権が亀若(朽木義信)に安堵していることがわかる(朽木文書)。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7133419