棚林谷
【たなばやしだに】

高島郡朽木(くつき)村大字村井の谷。安曇(あど)川の支谷。大字村井西方の山より東流し安曇川に注ぐ。谷名について「朽木村志」は「タナは，①割り合い狭く，すこし凹凸のある山腹のゆるやかな所，まれには平たい峯の頂，小狭などにもいう。②高い山の段状の岩場などをいうこともある」と記す。現在，この谷に沿う広域峯越林道（大字村井字棚林から南西方向に峯越し，大字小川(こがわ)の戸谷(とたに)に至るもの）が整備中。

KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7133578