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兵主
【ひょうず】


旧国名:近江

琵琶(びわ)湖北湖の南岸,野洲(やす)川の北流と家棟(やなむね)川とにはさまれた地域。地名は兵主神社に由来する。兵主神社は兵主大神宮とも呼び,大字五条(ごじよう)にあり,養老2年の草創と伝え「延喜式」には明神大と注す。祭神は大己貴命。寛平9年6月甲賀郡金勝(こんしよう)寺に年分度者2人を置いたが,その1人は三上・兵主両名神のためであった(類聚三代格)。源頼朝が文治2年神殿および末社を建て,神領を寄進したという。文永年間兵火に遭ったが足利尊氏が再建。古くは上7社・中7社・下7社の21社が散在していたが,織田信長によって社領を没収され,わずかに5石の所領となった。その後徳川家光の時朱印地9石5斗を与えられる。現在社内には鎌倉期の庭園が残り,武具・工芸品等多数を今日に伝える。
兵主郷(中世)】 鎌倉期から見える郷名。
兵主村(近代)】 明治22年~昭和30年の野洲郡の村名。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7134831