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船町?
【ふなまち】


旧国名:近江

(近世~近代)江戸期~昭和39年の町名・小字名。滋賀郡のうち。昭和26年からは膳所(ぜぜ)を冠称。江戸期は膳所城下町西ノ庄村のうち。東海道筋に位置する。地名は慶長6年の膳所城下町整備の時,御蔵御用の船頭定役25人が居住したことによる。城下町の西北端で,馬場(ばんば)村との境の大津口総門には18間の番舎が設けられ(現存)午前6時,午後6時に開閉。検問目付が常に槍をたてかけて警備した。町並み間数32間。明治5年滋賀県に所属。同6年錦村,同22年膳所村錦町,昭和8年大津市膳所錦町の小字として残り,同26年膳所を冠称し大津市の町名となる。膳所船町は同39年大津市西の庄の一部となる。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7134998