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尾坂
【おさか】


旧国名:丹後

尾坂山(257m)山中に位置する。地名の由来は,真言宗鷲尾山尾坂寺の寺名による。尾坂寺は正暦元年真慶上人の開基と伝え,本尊聖観音像は行基の作という。中世には多くの僧兵を抱える大寺だったが,天正2年本堂はじめ伽藍の大部分を焼失,以来寺運は衰えた。「丹後国田数帳」には「一 雄坂寺 三町 寺家領」と見え,「丹後御檀家帳」には「一 おさか寺 中の坊 大なる城主也 国のゆみやとり也 此人おはつをの外に御月参のふせとて毎月壱貫弐百文ヅツ御まいらせ候」とあり,ほかに「えんかう坊」「きやうそう坊」「大覚坊」「しやうしゆん坊」が挙げられている。なお,「丹後刈(州カ)竹野郡雄寺村鷲尾山尾坂寺」の銘のある尾坂寺棟札写があり,延久元年のものというが未詳(網野町文化財目録2)。
尾坂村(近世)】 江戸期~明治22年の村名。
尾坂(近代)】 明治22年~現在の大字名。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7137838