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甲山
【こうやま】


旧国名:丹後

幸山とも書く(慶長郷村帳)。北西は久美浜湾に面し,西に兜山(192m),北方には古砂丘海岸段丘に火山灰が堆積した台地がある。古墳が東側洪積台地上にある。兜山に鎮座する式内社熊野神社は熊野郡の総社。同社の縁起について「丹後国風土記」逸文は「旦波道主命の妻は川上磨須良の女なり,垂仁天皇の朝に其五女皆召されて后妃となる。於是川上磨須良道主命と共に神籬を造りて天神七代,地神五代熊野四十八皇子を祭る」と記す。同社が鎮座することから,当地の地名由来を神山にもとめる説もある。
かうやま(中世)】 戦国期に見える地名。
甲山村(近世)】 江戸期~明治22年の村名。
甲山(近代)】 明治22年~現在の大字名。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7139810