穴虫峠
【あなむしとうげ】

寺山と二上山の雄岳（540m）の間にあり，大阪・奈良の府県境をなす峠。標高約100m。府道香芝太子線が通じる。府道は，古くは穴虫街道と呼ばれ，南河内郡太子町春日と奈良県北葛城郡香芝町穴虫を結び，春日で竹之内街道（国道166号），穴虫で長尾街道（主要地方道堺大和高田線）と接する。近鉄南大阪線の穴虫トンネルが通じている。当峠付近は飛鳥(あすか)川の水源で，牡丹(ぼたん)洞がある。

KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7147270