光滝
【こうのたき】

光明滝ともいう。石川の支流である西条川上流，河内長野市滝畑にある光滝寺（融通念仏宗極楽寺末）不動堂の奥に当たり，蔵王峠に通ずる蔵王谷の口にかかる滝。高さ８丈で，寺名はこの滝にちなむという（全志４）。いわゆる滝畑四十八滝の１つで，付近には権現滝・五光(ごこう)滝・児(こ)の滝・尼滝・荒滝など数多くの滝がかかる。光滝寺は，欽明天皇の勅願により行満上人が開いたと伝わる古寺で，光明皇后・後醍醐天皇・豊臣秀吉らが帰依し，保護した。

KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7149606