高倉山
【たかくらやま】

泉南市の中央部にある山。和泉山脈の前山で標高158.7m。山体は泉南酸性火砕岩類からなる。山頂からは和泉平野・大阪湾一帯を見わたすことができる。山の周辺は近年急速に開発が進んでおり，南麓にはゴルフ場，北麓一帯は大規模な住宅団地が造成されている。北麓一帯には砂川奇勝と呼ばれる独特の景観が見られるが，これは大阪層群最下部の砂礫層が浸食を受けて形成された土柱である。その周辺は，以前遊園地となっていたが，現在は住宅地に囲まれ，わずかにその面影をとどめるにすぎない。

KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7151140