市
【いち】

旧国名:淡路

淡路島南部，三原平野の中央，三原川中流左岸。地名の由来について，国府の市の所在地によるとする説（淡路常磐草），市子（みこ）の根拠地によるという説がある。事代主神社（戎神社）の鎮座する字市場に貞和３年笠塔婆がある。また，その西南約300mに古代の国司館跡と伝える若宮祠がある。
【市(中世)】　室町期に見える地名。
【市村(近世)】　江戸期～明治22年の村名。
【市村(近代)】　明治22年～昭和30年の三原郡の自治体名。
【市組(近代)】　明治22年～昭和30年の市村の大字名。
【市(近代)】　昭和30年～現在の三原町の大字名。

KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7155582