稲継
【いなつぎ】

旧国名:丹波

加古川と柏原(かいばら)川の合流点。地名は，馬継とも稲の津などの説があるが未詳（稲継部落誌）。田には条里制遺構が顕著で一の坪・四の坪・八の坪・九の坪・佐治六（三十六坪）などの名が残る。長元９年の大嘗会風俗歌の「万代のためしに稲をつぎしより」はこの地を詠んだものという。稲継（稲壺）城跡は戦国期に赤沢景盛，天正年間頃稲継壱岐守が居城していた（言継卿記・丹波志）。
【稲継村(近世)】　江戸期～明治22年の村名。
【稲継(近代)】　明治22年～現在の大字名。

KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7155708