大川瀬渓谷
【おおかわせけいこく】

三田(さんだ)市西部にある渓谷。加古川の支流東条川が，黒石川・四斗谷川を合わせて流下する地点に形成された。名称は流域の大川瀬の集落名に由来する。河川は下刻が盛んで見事なＶ字谷を形成している。周囲には東条湖があり，清水寺にも近いことから，清水東条湖県立自然公園の一部となっている。また，渓谷には活断層の露頭もあり，この渓谷付近の地殻変動が新しいことを予測させる。

KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7156295