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木内
【きなし】


旧国名:但馬

豊岡盆地の東辺,三開山西麓,六方川流域。小字見開山に三開山城跡がある。延元2年新田義宗が入城して南朝方の拠点となり,康永3年には山名時氏が同城に拠った(南朝編年紀略)。遺構は近隣の大篠岡・駄坂・香住にわたる(城館荘園遺跡)。大篠岡の全勝寺を1番とする文政8年開設の八十八か所石仏群は当地瑞峰寺で終わる。中世寺院大雲山満願寺は廃絶後,江戸期に名跡と寺領を藩寺興国寺が継いだ。
木内村(近世)】 江戸期~明治22年の村名。
木内(近代)】 明治22年~現在の大字名。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7157769