東尻池
【ひがししりいけ】

旧国名:摂津
古くは尻池という。のち東尻池となり西尻池と相対する。六甲山地南麓,神戸港西端の和田岬から西へのびる海岸線の一画に位置する。地名の由来は,真野池による。真野は「ハマノ」のこと,海浜に沿った原野という意味。苅藻川河口の入江がのちに大きな池沼となったもので,その池水の落し口(尻)の沼地を尻池といった(神戸の町名)。西国街道を挟んで北側に小平六池(別名かるも池),南側に大池,さらに南に真野池など大小の池沼95か所があった(八部郡地誌)。
【東尻池村(近世)】 江戸期~明治22年の村名。
【東尻池村(近代)】 明治22年~現在の大字名。
【東尻池町(近代)】 明治36年~現在の町名。

![]() | KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7162683 |




