樋ノ口
【ひのくち】
旧国名:摂津
松原開とも称したという。旧西国街道の南,武庫(むこ)川と西側の除け堤の間に生まれた新田。当初,万治元年の洪水で荒場になったのを開発した樋口屋九兵衛にちなんで樋口屋新田と呼ばれていたが,享保20年樋口屋が新田経営より引いてのちは,樋口(ひのくち)新田と称する。
【樋口新田(近世)】 江戸期~明治22年の村名。
【樋ノ口新田(近代)】 明治22年~昭和27年の大字名。
【樋ノ口町(近代)】 昭和27年~現在の西宮市の町名。
 | KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7162861 |