100辞書・辞典一括検索

JLogos

40

深江
【ふかえ】


旧国名:摂津

高橋川・芦屋川の下流域に位置する。地名の由来は,深い入江にちなむという(神戸の町名)。六甲山系から流れる川はいずれも南北に急傾斜をもった河川であるのに,深江の海に入る高橋川は途中で東西に流路が付けられており,これは古代条里制の地割を作るため曲げられたものといわれる(忘れられた神戸の歴史)。古く森稲荷神社の神霊が深江沖に漂着し,村人たちが喜んで海岸の松のまわりで踊ったという踊り松の名勝があり,俗謡に「深江越ゆれば大日如来,高い高橋踊り松」とうたわれた。「細川両家記」に「河原林対馬守正頼ハ,摂州芦屋庄の上鷹尾城に楯籠る,淡路殿此城をせむへしとて,難太深井(江)と云所に陣取給ふ」とあり,戦国期の永正8年細川尚春が芦屋鷹尾城攻略のため当地に布陣したという(群書20)。
深江村(近世)】 江戸期~明治22年の村名。
深江(近代)】 明治22年~昭和47年の大字名。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7163157