横行
【よこゆき】

旧国名:但馬
大屋川の最上流域。地名は,山陰脇街道を中間の栗ノ下から直角に横に入ることにちなむと伝える。当地には平家の落人,閉伊氏の落人と木地屋に関する伝説が各々ある。平家の落人伝説では,姫を連れた落人たちが若杉峠を越え横行谷に入り,馬放ちの地で愛馬を捨て,平家ケ城の地に居を構えたが,物見の兵の怠慢で倒れた赤旗を見た姫が負戦と思い淵に身投げした後,多くの兵が自刃し,生き残った武士6人が六軒屋敷に住むようになったという。
【横行村(近世)】 江戸期~明治22年の村名。
【横行(近代)】 明治22年~現在の大字名。

![]() | KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7164887 |




