尾山
【おやま】
旧国名:大和
名張川下流右岸に位置する。古くは寺村と称したが,東隣の石打村下出から十数戸が移住し,尾山代(おやみで)の地に八王神社を分祀してから尾山村と改めたという。奈良期の杣人集落跡といわれる尾山代遺跡がある。月ケ瀬梅林の中心地で,八谷の名勝がある。真福寺境内には元和8年銘の磨崖石仏や光明真言板碑などが多数見られる。
【尾山村(近世)】 江戸期~明治22年の村名。
【尾山(近代)】 明治22年~現在の大字名。
 | KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7166011 |