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春日
【かすが】


旧国名:大和

名張川支流遅瀬川下流右岸に位置する。地名の由来は,当地が中世の藤井荘(畑荘)の中心で,荘園経営のために春日大社の祭神を勧請したことにちなむと考えられる。藤井荘鎮守の春日神社の境内には正中2年銘の石灯籠がある。また同社西方の不動院は奥田氏の氏寺で,境内には法華経化城喩品の偈を刻んだ正和2年銘の五輪塔や文保元年銘の宝篋印塔がある。春日神社の社殿は20年ごとに式年遷宮が行われ,永禄4年・慶長11年などの古い棟札が残る。参籠所には中世同社祭礼に用いた御頭の上衣を収めた衣装箱が残り,永禄12年の銘がある。天文年間頃から奥田氏が当地に城を構え,城山には現在も石垣が残る。
春日村(近世)】 江戸期~明治22年の村名。
春日(近代)】 明治22年~現在の大字名。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7166112