滝川
【たきがわ】

吉野郡十津川村内を流れる川。地蔵岳・涅槃岳を水源とし，上流から中流にかけては直線状の構造谷で峡谷を形成し，内原字奥里付近より大きく曲流して風屋貯水池に流下する。十津川の支流。１級河川。流域面積67.3km(^2)，延長34km。流域面積に占める山地比率が99.3％と高い山地性河川。下流域には緩斜面が発達し集落の立地をみる。支流に栗平川があり，本流との合流地点付近に流域内の中心集落滝川が立地する。川名の由来については定かではないが，夫婦滝・笹ノ滝・二ノ岩滝など数多くの滝があり，自然地形に由来するものと考えられる。

KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7167861