牧
【まき】

旧国名:大和
吉野川左岸に位置する。牧に関係した古代地名か。牧の起源は明白ではないが,牧は「馬飼」の約されたもので,「続紀」文武天皇4年3月丙寅条には「諸国をして牧地を定めて牛馬を放たしむ」と見える。あるいは真木(雑木)の茂生する地域か。当地には牧代原・牧代バ子・牧代などの小字名もある(五條市史下)。年欠の太政官符案(栄山寺文書/五條市史下)によると,栄山寺領として「高栗栖牧地」30町があり,「同(宇智)郡那賀郷河南三条五灰焼里北辺布師村」に存在したとある。これは当地を示すものと思われる。昭和4年下牧の牧代で白鳳時代の窯跡を発見。
【牧村(中世)】 室町期から見える村名。
【牧村(近世)】 江戸期~明治22年の村名。
【牧(近代)】 明治22年~昭和33年の大字名。
【牧町(近代)】 昭和33年~現在の五條市の町名。

![]() | KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7169439 |




