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荊本
【いばらもと】


旧国名:紀伊

紀ノ川支流の根来(ねごろ)川下流右岸の扇状地および紀ノ川のつくる沖積平野との接点に位置する。地名について「続風土記」には「村の乾に弁財天の叢祠あり里人相伝ふ昔此森に大樹あり人其木の名を知る者なし因りて呼て名無木といへり此木刺あり故に村を荊本と名くといふ」とあり,大治4年11月21日の紀伊国石手荘検注帳案(根来要書上/平遺2146)に当荘の四至のうちとして「西限市村東堺梨子木」と見える「梨子木」は「続風土記」に記す「名無木」のこととも推定される。地内には弥生式土器の散布地である荊本遺跡があり,地蔵寺の石地蔵には永禄3年の銘がある。この地区では,井戸などを掘ると地底より玉砂利・土器・薪柴が出ることが多い。地内古市の辻には享和3年の道標がある。
荊本村(近世)】 江戸期~明治22年の村名。
荊本(近代)】 明治22年~現在の大字名。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7170486