雨滝
【あめだき】

旧国名:因幡
「あまだき」ともよび,天滝とも書く。袋川の源流の最奥,扇ノ山北西麓の谷あいに位置する。地名は袋川源流にかかる高さ40m・幅3mの雨滝の名にちなむ。もとは雨滝川上流の谷あいに位置したが,近世はじめ頃十王峠道の冬期の継場として現在の地に移されたという(因幡志)。古代山陰道官道が通ったといわれ,そのほか但馬国や巨濃(この)郡,八東(はつとう)郡若桜(わかさ)・私部郷方面などに至る扇ノ山高原上の道が集中していて因幡東部の交通の要衝であり,防衛の要点であったと伝承される。七曲(ななまがり)城とじゃ山城の2か所の山城跡がある。雨滝は近世以前から名瀑であるとともに信仰地として栄えたと伝承され,酒賀神社の古記には順徳天皇の時に大江広元が雨滝社社領4町歩を寄進し,宮田の名が残ると伝える(大茅郷土史)。
【雨滝(中世)】 戦国期に見える地名。
【雨滝村(近世)】 江戸期~明治22年の村名。
【雨滝(近代)】 明治22年~現在の大字名。

![]() | KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7174183 |




