100辞書・辞典一括検索

JLogos

30

山川
【やまがわ】


旧国名:伯耆

勝田川の上流,勝田ケ山(かつたがせん)と船上(せんじよう)山を含む山地に位置する。地名の由来も文字通り山と川だけの地形にちなむという(以西村郷土誌)。船上山は,建武新政の際,名和長年が後醍醐天皇を奉じてたてこもって以来,その名は歴史上に広く知られることとなったが,古くより大山(だいせん)や三徳山とともに伯耆(ほうき)における山岳仏教の開けたところであった。船上山を山号とする智積寺の「略縁起」によれば,懿徳天皇の時に智積仙人が開いた霊場だという。最盛時は山上に52の坊があったと伝えるが,後醍醐天皇の臨幸のあった頃は6坊となり,天文年間に至って兵火のためにことごとく焼亡したという。その後,尼子氏や南条氏が再興するところもあったが,江戸期には山上に1院も存せず,法蔵院(智積寺)が竹内村にあって法会神事をつかさどっていた。「伯耆民談記」は当地に細木原城と山川城という古城跡があったことを記す。
山川村(近世)】 江戸期~明治22年の村名。
山川(近代)】 明治22年~現在の大字名。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7177262