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六反田
【ろくたんだ】


旧国名:因幡

江戸期には六段田とも書いた。湖山池南西から南へ約1kmの湖山川(長柄(ながら)川)下流右岸に位置し,一帯は緩やかな傾斜で湖岸に接する沖積地である。地名は,古く当地が戸数3戸で水田が6反しかない小村であったことに由来するという(湖南誌)。東部の小丘陵北端の丸山には,国人的領主吉岡左近将監定勝の父春斎入道に至る迄の吉岡氏数代の居城丸山城があった。丸山の頂上は30.3m四方でそのほか10か所の平地があり,北西を大手としている(日本城郭大系14)。同城は永禄12年春斎の時,丸山から蓑上山に居城を移した(因幡志)。
六段田村(近世)】 江戸期~明治22年の村名。
六反田(近代)】 明治22年~現在の大字名。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7177427