津目島
【つのめじま】

隠岐(おき)郡西郷町大字大久(おおく)の海岸にある島。貞享４年の「隠州記」大久村の条に「家里の前卯之方には沖ノ津ノ目，磯ノ津ノ目と云て島二つ，是に隼(はやぶさ)の巣を成す所在り」とある。アルカリ石英粗面岩の島で，北側は断崖絶壁を形成し，南側は急峻な山腹が海に迫っている。大久の集落への南・東の風を防ぎ，港も津目島の西側に形成されている。付近の海岸はイカ・サバ・トビウオ・ワカメ・アラメ・タイその他の釣魚の好漁場。

KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7180146