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正福寺山
【しょうふくじやま】


豊田郡安芸津町の南東部,三津にある山。標高91.3m。北から連なる三尾丘陵(129.4m)の南端にあり,鎌倉期に出城が築かれ,三津湾を警固する役割を担っていた。西麓にある正福寺は,「芸藩通志」によれば,弘安年間,瀬戸田の漁民佐久間孫太夫が網にかかった薬師木像を本尊として建立したとある。山域一帯は正福寺山公園となって呉線沿線第一級のサクラの名所(染井吉野約1,000本),さつき多数。満開時には遠方からも花見客が訪れる。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
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