中山峠
【なかやまとうげ】

庄原市本村町と比婆郡東城町帝釈始終の境にある峠。本村川と帝釈川との陰陽分水界に位置する。標高610m。旧三上・奴可郡界であり，古代からの主要交通路としての江戸期の備中伯耆路が通じ，西方の出雲路の赤川宿と東方の東城宿を結んでいた。現在は県道としてバス路線が設置されている。中国自動車道は峠のすぐ南を中山トンネルにより越えている。

KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7190098