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四日市次郎丸村
【よっかいちじろうまるむら】


旧国名:安芸

西条盆地の中心部。次郎丸は東の上市にある若宮社鼓頭であった男の名にちなみ(山陽行程記),四日市は天正年間山陽道を挟んで南北33間ずつの区割(南に石垣を残す)をして4の日に市を開いたことによる(芸藩通志)。四日市の名は,天文13年6月29日の西光寺銅鐘陰刻銘に「賀茂郡西条四日市真光寺」と見える。条里制の遺構・遺名があり,東の古川にかかる猫屋橋(現在はない)から西の半尾橋まで870m,ほぼ方八丁となり,その中心部北寄りの御建(現西条駅付近)の名は国衙の位置と推定される。平安初期頃国府は安芸郡府中へ移された。
四日市次郎丸村(近世)】 江戸期~明治22年の村名。
四日市次郎丸村(近代)】 明治22~23年の賀茂郡の自治体名。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
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