小郡
【おぐに】
旧国名:周防
熊毛半島中西部に位置し,南は佐合湾に面する。地名は,諸村から送られてくる荷物の負来荷(おひくるに)が小国(おくに)になったという。小国村には南北に分かれて村司がおり,南司の息子と北司の娘との恋がともに一子のみであったため成就せずに死んだ。そのために小国村は二分して北は小郡となり佐賀村に属し,南は尾国となり室津村に属したという(注進案)。また本郡に対しての小郡であり,小国も同義ともいう(地名淵鑑)。
【小郡村(近世)】 江戸期~明治22年の村名。
【小郡(近代)】 明治22年~現在の大字名。
 | KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7192240 |