100辞書・辞典一括検索

JLogos

38

高佐
【たかさ】


旧国名:長門

蔵目喜(ぞうめき)川上流域で,高度300m以上の山間高冷積雪地帯。滑(なめら)山や白浜山が南東側を,東台・西台と続く高い溶岩台地や権現山などが北西側を限る。その間の高佐盆地は南の伏馬山噴出による堰塞湖盆地で,肥沃な生産地帯を形成。地名の由来は,「地下上申」によると,往古は宅佐郷といい,のち両村に分かれ,雪も浅く地勢もよい部を吉部と称し,当村は地形高き所ゆえ高佐村となったと伝え,「注進案」では,「和名抄」の宅佐が今の高佐で,宅をたかと称えていたので高の字に変えたのであろうとしている。縄文中期とされる道祖ケ原遺跡から出た石棒は祭祀用のものと見られており(県文化史),伏馬山北方の天神山周辺でも磨製石斧が見つかっている。高佐盆地には弥生中期の遺跡が2か所あり,巨石を積み重ねた鳴滝の穴観音古墳や1対の箱式石棺のある赤塚古墳が高佐盆地周辺の丘にある。昭和57年高佐下定三の山林で発見された中ぐり石棺は,全国的にも出土例のない鎌倉期・室町期のものと推定されている。
宅佐郷(古代)】 平安期に見える郷名。
高佐郷(中世)】 南北朝期~戦国期に見える郷名。
高佐村(近世)】 江戸期~明治2年の村名。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7193441