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加賀須野橋
【かがすのばし】


今切川に架かる県内唯一の可動開閉橋。徳島市川内町加賀須野と板野郡松茂町を結び,県道川内大代線が通る。橋は中央部の橋桁をはね上げて500t級の船を通すことができる。長さ197.1m,幅3.5~7.5m。開閉は,カウンターウエート跳開閉式という20馬力のモーターで駆動。橋そのものは上部は鉄筋コンクリートおよびPCスラブ,鋼桁,下部はパイル式橋脚。昭和29年に県が架設,昭和31年にはね上げ式可動開閉橋を架設した。総工費1,200万円。これ以前の架橋は明治中期に賃取橋が架けられていたが,大正期には関係町村が橋の経営権を買収し県に寄付するとともに,大正12年新しく架け替え無賃とした。現在の橋は,すぐ上流にある今切工業地帯の玄関口,今切港に船舶を通すため1日10~12回開閉している。しかし,この橋桁航路は狭く船舶が橋梁可動物にたびたび衝突し,開閉できなくなる事故も発生したため,交通の幹線であった県道川内大代線は開閉による渋滞のうえに事故による交通途絶も大きな問題となった。その後,昭和36年の長さ95m,幅7.2m,7.3m,8.3mへの改造を経て現在に至るが,昭和55年10月にすぐ上流に国道11号バイパスが通り新加賀須野橋が開通し,交通渋滞・途絶は緩和された。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
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