神田瀬川
【かんだせがわ】

小松島市街地中央を流れる川。延長3.2km。上流は市内田浦町北方と南方の清浄ケ淵(しようじようがふち)の両方に求めることができる。中流に河跡湖の菖蒲田(しようぶだ)池がある。位置・形態などから勝浦川の旧河道であることは明らかである。小松島港はその河港から発展したもので，現在も右岸には漁港がある。市街地の発展と工場建設による廃水のため，水質汚染が極度に達したが，浄化対策が進むにつれて幾分好転してきた。河口に近い千歳橋付近が小松島市の中心街である。

KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7195780