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十八女
【さかり】


旧国名:阿波

那賀川下流左岸に位置する。地名については,百姓新左衛門の先祖日下但馬守が18歳の姫を守護して当地に落ち延びて開発を行ったとする伝承がある(寛保神社帳/続徴古雑抄1)。また一説には,当地が太竜寺山麓に位置するところから,坂入から転じたものともいう(阿波志)。寿永年間に板野郡矢上村で死んだ多くの平家の落武者を三十六塚として祀ったといわれ,天正年間に塚のあった山が崩れたため,現在の宮前の地に移したと伝承する(旧加茂谷村役場文書)。現在も三十六塚と呼ばれ,五輪石36個がある。なお18歳の姫を守護して当地に来た侍大将は平家の落武者と伝えられる。地内の皇子神社は安産の神として知られ,祭りの神輿につけた注連縄が産婦の御守として信仰され,それを奪いあう風習がある。
十八女村(近世)】 江戸期~明治22年の村名。
十八女(近代)】 明治22年~昭和33年の大字名。
十八女町(近代)】 昭和33年~現在の阿南市の町名。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7196117