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平島
【ひらじま】


旧国名:阿波

那賀川河口北部のデルタ地帯に位置し,東は紀伊水道に面する。延喜22年4月5日の和泉国大鳥神社流記帳(大鳥大明神文書/平遺218)に「所領田畠伍佰拾余町 在阿波国郡(那)賀郡平方島者」と見える「平方島」は平島の古名と考えられている。11代室町将軍足利義澄の子義維(義冬)は,天文3年細川持隆に迎えられて古津の平島館に居を構えた。その後,義維の長男義栄は京に上って第14代将軍となったが次男以下の子孫は当地に住し,代々平島公方を名乗った。その後4代平島公方義次からは,徳島藩主蜂須賀氏の冷遇を受け,平島又八郎と改称させられ,9代平島公方義根が,藩主治昭の反対を押し切って文化2年国外に退去するまで続いた(平島公方)。
平島郷(中世)】 南北朝期に見える郷名。
平島村(近代)】 明治22年~昭和31年の那賀郡の自治体名。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
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