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青峰
【あおみね】


高松市と坂出(さかいで)市の境にある五色台(開析溶岩台地)の東部に位置する峰。標高449m。地名は,「香西記」によると「松檜の樹林霜雪を不厭して常の色なる故の名なり」とあり,四季を通じて青々とした山であったことにちなむ。また,同書に「往古芬々たる花木有。因て根香山と号也」と記されているところから根香山とも呼ばれていたようである。山頂の東側標高370m付近には,四国八十八か所第82番札所の単立根香寺があり,第81番札所の白峰寺や山麓から遍路道・自動車道が通じており,四季を通じ,遍路姿の霊場参拝者や観光客が多い。山頂の北側,標高360m付近には,県の野外教育活動の施設,山の家や少年自然の家などがあり,五色台教育と呼ばれる青少年野外教育活動の拠点となっている。東側山麓の200m付近までの緩斜面はミカン園が広がる。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
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