笠形山
【かさがたやま】

仲多度郡琴南(ことなみ)町川東にある山。標高762m。讃岐山脈の主峰竜王山から北に分岐した支稜上にあり，県下最大河川である土器川を挟んで南の大川山と対峙する。山域は，土器川支流の前ノ川を南東にし，北麓は綾川上流の柏原渓谷で仕切られ，西方は土器川本流に対する。山体を構成する岩石は対岸の大川山同様上部白亜紀に属する和泉砂岩と，頁岩を主とし，一部礫岩を含んでいる。山名の由来はさだかでないが，土器川下流から眺めると，笠に似た山容を示すことからの命名か。

KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7198137