上
【かみ】
旧国名:讃岐
上村とも書く。紫雲山の東,御坊川の西に囲まれた沖積地に位置する。箆原(のはら)郷の南端で,条里制では3条17里から18里のあたりになる。戦国期は香西氏の部将唐人弾正宗正の居城上村城があった。弾正は豊臣秀吉の軍と戦って喜岡城に戦死した。弾正の子孫は生駒氏に仕えた。また藤塚町との境に居館のあった宮脇越中守も香西氏の部将として名高い。
【上ノ村(近世)】 江戸期~明治23年の村名。
【上村(近代)】 明治23年~大正10年の栗林村の大字名。
【上之町(近代)】 大正10年~現在の高松市の町名。
 | KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7198209 |