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高松
【たかまつ】


旧国名:讃岐

竜王山塊西側山麓南東隅から北端一帯の山麓に位置する。地名の由来は,古くこの地に大松樹があったことによるという(翁嫗夜話)。付近に松の内という地名があり,古く牟礼(むれ)から当地にかけて松などの大木が繁茂していたことが推測される。また当地には古くから帰来という地名があるが,中国から渡来した漢民族の居住地の名には高を用い,格別に松をめでたい木としたから,高松という地名は古代渡来人の居住地に由来するともいう(高松地名考)。江戸期以降は古高松と呼称されるようになった。
高松郷(古代)】 平安期に見える郷名。
高松(中世)】 鎌倉期から見える地名。
高松町(近代)】 昭和15年~現在の高松市の町名。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7198970