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高屋
【たかや】


旧国名:讃岐

綾川によって形成された沖積平野の東縁から白峰山にかけての微高地に位置する。地名の由来は,古代当地に綾高遠の館があったことにちなむという。四国霊場八十八か所第81番札所真言宗白峰寺への登山口を中心として街並みが広がるが,往古はその付近まで瀬戸内海が湾入していたらしく,水田下に弥生時代後期の製塩遺跡高屋遺跡がある。林田との境にある雄山・雌山には古墳群が分布する。また,白峰合戦の際細川清氏の拠った高屋城跡,古刹遍照院などがある。地名の史料初見は天正15年10月18日付の生駒親正知行宛行状写(大山家文書/新編香川叢書)で,「高屋之郷」と見える。白峰寺領松山荘のうちに形成された郷村である。
高屋村(近世)】 江戸期~明治23年の村名。
高屋(近代)】 明治23年~昭和31年の松山村の大字名。
高屋町(近代)】 昭和31年~現在の坂出市の町名。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
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