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花稲
【はないな】


旧国名:讃岐

西は燧灘に面し,唐井手川最下流域に位置する。地名の由来は,埴穴塚古墳の「ハニアナ」が転訛したものと考えられ,鎌倉期建長8年の柞田(くにた)荘四至に見える「埴穴」とは当地のこととされている。また「西讃府志」には,昔,室本村(観音寺市)の人が麹をつくるときに,当地に生えていた稲の葉を使ったところ非常によくできたので,「ハナイナ」と呼ぶようになったとあり,一放宮に木花開耶姫命が祀られているのもこのこととつながりがあるとしている。地内から,高さ1尺9寸,淡褐色,島田髷のような髪,金の玉がついた首飾り,力を入れているような裸体で乳が大きな埴輪土偶が出土したことがある(三豊郡史)。出土地は花稲1277の乙の2番地で,古墳末期の円墳と推測されている(大野原町誌)。
花稲村(近世)】 江戸期~明治23年の村名。
花稲(近代)】 明治23年~現在の大字名。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7199459