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宮池
【みやいけ】


所在地名から川古(かわご)池ともいう。丸亀市土器町川古にある皿池(野池)型の溜池。堤高4m,堤長1,096m,満水面積7.5ha,貯水量15万4,200m(^3),受益面積36haである。受益地域は川古地区。「ため池状況届」には灌田43haとなっている。築造年代は不明。標高11m余。宝暦5年8月の改によれば,川古分宮池の水掛かり高は320石3斗4合,内訳は上処約64石,中処約98石,下処約152石,畑約6石である(土器村史)。他の規模は台目は芝付で西の方にあり,東堤は高さ1間2尺~2間,長さ140間。西堤は高さ4尺5寸~1間4尺,長さ148間。南堤は高さ1間2尺~4尺5寸,長さ160間。北堤は高さ2間~1間2尺,長さ126間である。揺は北堤の東と西,および南堤の東の3か所にあり,ゆる木は藩の普請方から支給されている。宮池の西に中原池(水掛かり高80石5斗)がある(土器村史)。当池の北に天御中主神を祭神とする十二社宮(川古村,旧名香古村の産土神)がある。池の名はその宮によると思われる。




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「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7199893